hyrominha diária

ブラジル音楽好きの、日々あれこれ。。。

親不孝でごめんなさい(涙)

「どうやら北海道には帰って来ないみたいだから、帯広の家を売って東京に引っ越す」

という、両親の意向を聞いたのがこの前のお正月。
前までは、地元で適当な介護施設を見つけて勝手に入るから。
お寺さんも手配済だから。
って言っていたんです。

まだ1月は終わっていないけど、具体的なエリアと現在の自宅売却に向けての査定や転居時期など、着々と決めていってます。

私の方が、ちょっと、待ってーー!
と思う位にスピーディ。

でも、そのスピーディさに両親の焦りを感じてなんとも言えない気持ちになります。

現在の両親の自宅は、リタイア後に自分たちの育った土地である十勝に帰りたい、という事で新築したものです。
それまでは、海沿いの苫小牧という所に居ました。

建ててから13年程経ちますが、新築と言っても過言ではない位にピカピカの平屋建て。建設も信頼出来る地元の施工業者に頼んで、頑丈な作りです。
終の住処として建てたものです。

お庭も広くて、趣味の高山植物や良く手入れされた植木が沢山あります。
物置には前の家から続いている自家製漬物が常備されています。


私が、せめて道内のひとと結婚していたら両親は帯広を出ることは無かったのに。
ずーっと、自然の恵み豊かな十勝で暮らせたのに。

今後、介護の問題でどうしても私が帯広に頻繁に帰らなければならない事態になる。体力的にもきつくなってくる。そうなると、仕事どころではなくなって介護離職になる。
実家の町内には、介護離職をして息子が帰ってきて面倒を見ている高齢者世帯が沢山あるのだそうです。

そんな実態を見ていて、
そして、やっぱり母が徐々に弱気になってきて寂しい思いをしているのを見て、決意したそうです。

今更悔いても仕方が無いのだけど、もう少し両親の側で生きていく選択肢もあったのになぁ。

でも、決めたらどんどん進めていく父を見ていて、
思い立ったらすぐ行動してしまう自分の性格は父譲りだなぁ、と。

私の年齢でも全く縁のない新しい土地への転居は心理的な負担が大きいのに、大丈夫なんだろうか。
しかも、両親は北海道から出たことないのに…

そんな、しんみりした今夜です。
でも。
しっかり動いていかなければなりません。