ブラジル音楽仲間で落語家のぼんちゃんに案内してもらって、とても貴重な珍しいお話を聞くことができました。
こちら↓↓↓
米左さんはぼんちゃんのお師匠さんだそうです。
演目は、「ふぐ鍋」と「弱法師(よろぼし)」。
この二つにはとっても意味があって…
…昔、かの米朝師匠のお弟子さんに吉朝さんというとても優秀な噺家さんがいました。吉朝さんは、お能でも行われていた演目である「菜刀(ながたん)」が落語の「弱法師」とよく似ているので、話したいと師匠に申し出ました。「弱法師」は笑いを取るところがない話であるうえ、1年以上の時の流れの無情さを上手く表現する必要のある話で難しいため、あまり演じる人はなかったのです。師匠は「やったらええんちゃう」と、オッケーを出します。吉朝さんの「弱法師」はそれはそれは美しいものでした。
実は、この時の高座では、もうひとつ、「ふぐ鍋」も予定していたのです。しかし体力の関係でこの演目はなしになりました。
そして、それから約10年後。
吉朝さんの弟弟子である米左さんは、繁昌亭での落語会でまずは「ふぐ鍋」を、そしてトリで「弱法師」を見事に披露したのでした。兄弟子の生涯最後の演目を、同じ年の50歳というタイミングで…
こんなエピソード、事前に聞いてたら号泣するとこだったわ(笑)危ない危ない😅
この「弱法師」という噺、他には滅多にやらないらしく、いい経験させてもらいました。
ただ、聞いていてすんなり入ってきて面白かったのは上方落語のほうで、流石に大阪に12年くらいいると関西弁が耳に馴染むのね~~~と実感しました。
落語会終了後は、素敵な落語女子お二方を交えて、乱痴師匠(笑)の焼き鳥屋で、落語界のレアなお話を興味深く聞きました😊
ミュージシャンに落語好きな人が多いのはなんとなく分かります。
同じ話でも間の取り方やちょっとした言い回し、声質なんかで味わいが全然違う。
同じ曲でもアドリブの取り方やアレンジ、音色で味わいが全然違うのと同じ感覚。
また機会があったら落語を聞きにいこう~~🎶