hyrominha diária

ブラジル音楽好きの、日々あれこれ。。。

アシダカグモの思い出

Kちゃんの投稿を見て、めくるめく?アシダカグモの思い出が蘇ったので思わず。

 

それは、2回めくらいの波照間滞在。

民宿だったか飲食店だったか忘れちゃったけど、ご飯食べていたら向かいの壁を、さささささーーーー!!!と移動する灰色の物体。その大きさ、直径15センチ?ほど。

 

当時まだ北海道を出て数年しか経っていなくて南国に慣れていない私は

「ネズミ…???」

そんな大きさの昆虫を見たことがなかったので、動物だと思いました。(目も悪いので)

 

その話を元夫だったか民宿のお母さんだったかに話すと「それ、蜘蛛だよ多分」と。

なんですと!!!あの大きさで質量も相当ありそうでなんなら全身毛に覆われていたっぽいアレが、

虫?

 

南国…おっかねぇ…

 

と、ビビっていたのです。

 

そんな波照間のとある民宿、とっぷり夜もふけた頃。

お隣のうら若き乙女二人が泊まっている部屋から、

きゃぁぁぁああああ!!!

という、金切り声が。

 

すかさず私は、

どうしました!?

と駆けつけました。

 

乙女二人が指差す方を見ると、

灰色のどでかい毛の生えた脚の長い蜘蛛が!!!

 

あぁ、昼間のネズミみたいな蜘蛛はこいつの仲間か…

と冷静に観察しながらも、自分もビビってる。

 

しかし、このままでは乙女二人の安眠はない。

とっさに私は、二度めの宿泊の機転を活かし、階段の棚に収納された掃除機を取り出し、ネズミ程の蜘蛛を

吸い上げた!

くるくるとあっという間に手応えなく蜘蛛は吸い取られ、乙女二人の部屋には平和が戻った。

ありがとうございます😭😭😭と、なんならうっすら涙を浮かべてお礼を言う乙女二人におやすみを言い、自室に戻った。

(この時、元夫が何をしていたのか全く記憶にない)

 

あんなでかい蜘蛛が部屋の中にいるなんて、やっぱり南国おっかねぇ…

と思いながら眠りについた翌朝。

 

朝食を頂こうと降りていく階段の壁に、ぼんやりとした灰色の影が。

そう、昨夜吸い上げたヤツが掃除機から這い出して来ていた。そしてヤツは、脚が一本減っていた。心なしか生気もなかった。

 

デカさと脚の長さと毛が生えてることから狂気溢れる蜘蛛だと思っていたヤツは、人間を見ても意外と大人しく少なくなった脚で壁にじっとしていた。

 

ちょっと気の毒に思いながらも、人間の部屋の真ん中にその姿で現れた自分を悔いよ、とその時は思ったのだけど今ならもっと優しく、

すまぬ。。。

と思えるかもしれない。

 

それが、アシダカグモとの思い出。

どんな蜘蛛かは検索してください。

 

ちなみにこの民宿の部屋では、ゲジゲジ?ムカデ??も出たのだけどそれはまた別の機会に。