hyrominha diária

ブラジル音楽好きの、日々あれこれ。。。

国立の本気(聖徳太子と法隆寺展)

法隆寺、好きなんですよ。

大阪住んでたとき何回行ったことか。高野山以上に法隆寺行ったなぁ。

北海道の高校の修学旅行は京都奈良東京で法隆寺も当然行くんですけど田舎の高校生が一番テンション上がるのは東京の原宿とかでした。

大人になってわかった法隆寺の凄さ。いやだって、飛鳥時代に建てられたりつくられたりしたものが未だにそこにあるって。

あと、法隆寺って全然山奥とかじゃなくて平地の住宅街に「ただそこにある」感じなんですよ、それが千数百年?そのままって。ほんとに奈良の人やばいと思ったものです。戦争でも被害なくてほんと(田舎で)ありがとう、奈良。

そして、百済観音ね。これ、ほんまやばいです。仏像の概念覆してくるし取り憑かれるし下手したら魂持っていかれそうになる。身体のライン、立ち姿、気配、所作、そして意外とデカい。宇宙人が作ったのではないかと言われるくらい前衛的な仏像。

 

あらやだ、つい語っちゃった。

 

あと、聖徳太子厩戸皇子といえば「日出処の天子」ですよ。山岸涼子。もう何回も噛み締めるように読みました。コロナになってすぐの頃もしみじみ読み返した。ひたすら親や蝦夷の愛を求める、でも得られない切ない物語。

 

そんな(どんな?)聖徳太子法隆寺の展示が東京国立博物館で行われるという。これは行かねば!!!!

と、鼻息を荒くして行ってまいりました。

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当初、「いうても私は現地で何回も見てるし〜」ぐらいの軽い気持ちで行ったのですが、やられました。やばかったです。国宝がゴロゴロ。聖徳太子の時代の書物が筆跡も鮮やかに残ってるってなんなん??和紙切り貼りして修正したり書き足したりしたあとも当時のまんま残ってるって。「経年劣化」って幻?展示104番の梵網経なんて「昨日書きましてん」て言われても信じるレベルの鮮明さ。紺地に金の文字で表紙のとこに聖徳太子の手の皮が付いてるって。ま104番は平安時代のものだけど「あら、新しいのね、どうりで」って思ってしまうほど感覚おかしなる。

織物も色鮮やかだし数々の仏像も金箔残ってたりするし。そう、わたし飛鳥時代の面長な仏像が好きなんですよ。その仏像を至近距離数十センチでまじまじと見れるのは現地では味わえない醍醐味。

実際の伽藍の中や御堂で見るのはもちろん良いんだけど近くでは見れないから。

 

そんな展示が延々と続くこと。リアルな数字で想像の2倍の内容でした。やばい。これが国立の底力…!!!頭の中でずっと「やばい…これやばい…」ばっかり考えてた。疲れた。ずっと真剣に見てて疲れた。肩も凝った(笑)

 

展示室出ると、久世観音と百済観音の8K映像流れてた。百済観音〜💖と思って見てみたけど、やっぱり現物の…なんつうの?生々しさ?妖しさ?そういうのは無かったなぁ。映像はすんごい綺麗だしドアップで見れるんだけど…やばいというほどでは無かった。やっぱり生で見たい。あ〜百済観音見たくなってきたよぉ〜。

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当初の予定では、博物館のあと公園歩いて不忍池の蓮でも見てくるか、と思っていたけど全然時間足りなかった。慌てて精養軒でオムライスとコーンスープ食べた。美味しかったー♪

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博物館とは関係ないけど素敵な手拭いゲットして

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夕方からはフォホー&クアドリーリャの練習で西荻A店へ。

再販CDが沢山並んでいたのでまだ持っていなかった定番を購入。

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想像と違ってた〜♪

 

国立の博物館やばかった。今度国立の科学館も行ってみたい。さぞやばかろう。

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